Adobe Creative Cloud(CC)では、アプリケーションの前のバージョン(CS6以降)を選んでインストールすることができるようになっています。何らかの理由で最新のバージョンではないバージョンのソフトが必要になった場合、すでにインストール済みのバージョンは残したままで、前のバージョンを別個にインストールできます。
たまたま実際に前のバージョンをインストールする必要が発生したのがIllustratorだったためタイトルには「Illustratorの」と書きましたが、PhotoshopだろうとInDesignだろうとCCを使用していれば基本的にどのアプリケーションも前のバージョンをインストールすることができます。
Creative Cloudのアプリ一覧にある「開く」または「アップデート」または「インストール」ボタンの右側がプルダウンボタンになっていますので、プルダウンメニューから「他のバージョン」を選択します。
すると、CS6以降のバージョンを選んで任意のものをインストールすることができます。CCの中でも細かく2017や2015.3などバージョンを選ぶことができます。
前のバージョンをインストールしても元々インストールされていたものが上書きされるわけではなく別個にインストールされるので、どちらもそれぞれ別に起動することができます。両方同時に起動することも可能です。
自分が今どちらのバージョンを起動しているのかわからなくならないよう、注意しなくてはいけませんね。
ちなみに対象のアプリケーションが体験版の場合、その他のバージョンをインストールすることはできないそうです。
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余談:
ちなみに古いバージョンのIllustratorをインストールする必要があったのは、2015.3バージョン以降にある「形式を落として保存してもCS3より古いバージョンで開けない場合がある」というバグのためだったのですが、このたびCS2を使っていたクライアントさんがCCを導入したためわざわざ古いバージョンのイラレを使って作業する必要がなくなりました!やったね!
↓そのときの紆余曲折の記録