びびび備忘録

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蜂の大群が! でも通報する前にちょっと待ってほしい

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街を歩いていて、もし蜂の大群を見つけたらどうしますか?

 

「あぶない!」と急いでその場を離れますか?

「駆除してもらわなければ!」と業者や行政に連絡しますか?

 

でも、ちょっと待ってください。

もしかしてその蜂の大群、おとなしくて無害な分蜂(ぶんぽう)中のニホンミツバチではありませんか?

 

蜂がたくさん集まっているのは一見するとぎょっとするかもしれませんが、彼らはこちらが危害を加えない限りは襲ってくることはありません。(さわっても平気なくらいです)

 

 

 集まっているのは巣のお引越し待ち

 

ミツバチは春になると巣の引越しをすることがあります。

これが分蜂(ぶんぽう)です。

 

ミツバチが分蜂する条件はよくわかっていませんが、一説にはそれまでの巣が手狭になってきたからではないかと言われています。

 

で、引越しを決めたミツバチたちは、引越し先が見つかる前にとりあえずみんなで家を出てしまうんです。

いい場所が見つかってから出ればいいのに……と思いますが、ミツバチ的には「こんな狭い場所にいられるか! 俺はここを出るぜ!」という気分なのでしょう。

 

巣を出たミツバチの群れが身を寄せ合って待機している間に、探索係のミツバチが引っ越し先を探します。

春先に見られる蜂の大群は、この分蜂中のミツバチ達である可能性が高いです。

 

分蜂中のミツバチはとてもおとなしく、こちらから危害を加えない限り襲ってくることはありません。そして、引越し先が見つかれば自然にいなくなります。

できれば殺虫剤で駆除したりせず、引越し先が見つかるまでそこにいさせてあげてほしいです。

 

分蜂中のミツバチはとてもおとなしい

 

ショッキングな見た目に反して、分蜂中のミツバチはとてもおとなしいです。じっと新しい住処が見つかるのを待っています。

 

分蜂中のミツバチの群れを素手で触ってみた動画がYouTubeに投稿されています。

こんなにおとなしいのです。


ニホンミツバチの分蜂群れを素手で触ってみる

 

ただし、いくらおとなしいとはいえどうっかりミツバチを傷付けてしまったら襲いかかってくる可能性があるので、おいそれと真似をしないほうがいいでしょう。

 

ニホンミツバチとセイヨウミツバチ

 

日本にいるミツバチはニホンミツバチセイヨウミツバチの2種類です。

ただし、日本にいるセイヨウミツバチのほとんどは養蜂家によって管理されており、自然分蜂でどこかへいってしまわないよう人工分蜂させています。ですので、町中で分蜂群を見かけた場合はニホンミツバチであることが多いです。(稀にうっかり自然分蜂させてしまったセイヨウミツバチの分蜂群を見かけることもあります)

 

ニホンミツバチとセイヨウミツバチには見た目に少し違いがあり、体が全体的に黒っぽいのがニホンミツバチ、腰のあたりを中心に黄色っぽいのがセイヨウミツバチです。

 

性格は一般的にセイヨウミツバチの方が攻撃的と言われていますが、セイヨウミツバチの分蜂群もこちらから攻撃しなければ襲ってくることはほとんどありません。


セイヨウミツバチの分蜂(ぶんぽう)

 

ただし、いくら基本的にはおとなしいとはいえ、たまたま気が立っているミツバチがいないとも限りませんので、繰り返しになりますが用のない限り触らないほうがよいと思います。

 

気をつけたいこと

 

引越し先が見つかれば自然にいなくなるミツバチの分蜂群ですが、逆にいえば身近に巣作りにちょうどいい場所があればそこへ引っ越してくる可能性があるということです。

 

虫が苦手で庭などにミツバチが巣を作ったら困るという人は、近所でミツバチの分蜂群を見かけたら、庭にミツバチが巣を作りやすそうな場所がないか確認した方がよいでしょう。

 ミツバチは暗くてせまい場所を好むので、物置の隙間や庭木の洞などは要注意です。

 

ちなみに、もしミツバチを飼育したいならば分蜂群をつかまえて育てることもできますが、飼育方法を確認してからにしましょう。

 


ミツバチはハチミツを集めてくれるだけでなく、花や野菜・果物の交配を助けてくれる人間にとっての益虫です。

もしミツバチの大群を見かけても、そっとしておけば害はないんだよということを少しでも多くの人に知ってもらって、必要ないのに駆除されてしまうミツバチが少しでも減ればいいなと思います。