毎年恒例になってきたAmazonのサイバーマンデーセール。
2018年は12月7日(金)の18時から始まり、11日(火)の午前1時59分までだそうです。
私はそろそろ本気でKindleの端末が欲しいなぁと思っています。
ところで、すごく気になったのが、サイバー「マンデー(Monday)」なのになぜ金曜日からセールが始まるのかということ。
調べてみると、サイバーマンデーまで日本独自にガラパゴス進化していたことがわかりました。
サイバーマンデーとはネット通販の売上が増える日
そもそも「サイバーマンデー」とは何でしょうか。
サイバーマンデーは元々、アメリカで感謝祭翌日の金曜日(ブラックフライデー)から始まる休暇中に実店舗の売上が増え、人々が家に戻ってくる休暇明けの月曜日にオンライン店舗(ネット通販)の売上が増えることから名付けられた用語です。
感謝祭は11月の第4木曜日なので、サイバーマンデーはその次の月曜日のことを指していました。
あれ? でも今回のサイバーマンデーセールが始まる12月7日(金)って、11月の第4木曜日から計算するとだいぶ遅すぎますよね?
実は2012年にアマゾンジャパンが日本のボーナス時期に合わせて12月の第2月曜日を日本版の「Cyber Monday」として記念日申請し、それが認定されたため、日本でのサイバーマンデーは12月の第2月曜日なのです。
たしかに日本では感謝祭翌日からの休暇なんてありませんからね。ちなみに、2018年のサイバーマンデーは12月10日(月)です。
なぜサイバーマンデーよりも前にセールが始まるのか
日本版のサイバーマンデーが認定された2012年のAmazonのセールはサイバーマンデー当日の2012年12月10日(月)0時から始まっています。
その後、2013年、2014年もサイバーマンデー当日の月曜日からセールが始まっていました。
セールの開始がサイバーマンデー当日ではなくなったのは、2015年からです。
2015年のセールは2015年12月8日(火)から始まり、サイバーマンデー当日14日の23時まででした。
その後は2018年までサイバーマンデー当日よりも前からセールが始まっています。
実は本家アメリカでも2010年代半ば頃からサイバーマンデーセールの前倒し化が進んできたそうです。元々は「休暇中は実店舗で買い物」「家に帰ってきたらオンラインで買い物」という住み分けからできたものですが、休暇中であろうがなかろうがオンラインで買い物をする人が増えてきたため、それならば休暇の始まる金曜日(ブラックマンデー)から商戦に参加しようということでしょう。
日本のサイバーマンデーは実店舗とオンライン店舗の住み分けから生まれたわけではないので上記はそのまま当てはまりませんが、何らかの経営判断があってのことでしょう。
実のところはアマゾンさんじゃないと分かりませんが、セール期間に土日を含めたいとか、月曜日始まりだといきなり平日の連続で盛り上がらないとか、最終日に近い日曜日に追い込みをかけたいとか、そういった事情があるのではないかと推測できます。あくまで推測ですが。
今年の終了日時が月曜日ではなく火曜日の午前1時59分なのは、夜更かしマンのためのロスタイムといったところでしょうか。ちなみにこのロスタイムが導入されたのは2018年からです。2017年のセールはサイバーマンデー当日月曜日の23時59分に終了しています。
アマゾンの中の人も色々試行錯誤しながら調整しているのですね。